グランピングとは

グランピングとは

近年、アウトドア愛好家の間では快適さを兼ね備えた新しい体験型旅行が注目されています。それが雑誌やテレビなどですっかりおなじみになったGlamping(グランピング)です。これはグラマラス(魅力的な)とキャンピングを掛け合わせた造語で、テント設営や食事の準備などの煩わしさから旅行者を解放した「良い所取りの自然体験」に与えられた名称です。世界を席巻するこの新しい流れは、もはや止めることはできません。

2005年、インターネット上において英国でのグランピングの検索が確認されています。つまり、これがキーワードとしてのグランピングの誕生と言ってよいでしょう。以来、グランピングは欧米で非常に人気となり、日本でも急速に浸透しています。現在、英国にはグランピングを自称する施設が多数あり、多くは牧歌的な観光地において手ごろな価格で楽しめるものです。

その一方で、グランピングのキーワードが誕生する前から、カナダやアフリカなどには富裕層をターゲットにした高級なアウトドア・アドベンチャーテイストのリゾートが存在していました。富裕層向けの施設は、文明社会から隔絶された自然の中に設けられており、グランピングを自称していないものも少なくありません。
が、現在では設備の質やターゲット、グランピングを自称するかどうかに関わらず、キャンプテイストの宿泊施設は第三者からグランピングと呼ばれているのが実情です。

しかし、2010年を過ぎたあたりから、富裕層のみならず、幅広い人たちに浸透し始め、キャンプ用品や食材・食事などがあらかじめ用意されていることや、グランピングで使用するテントの広大さも相まって、気軽に豪華なキャンプ、というよりもリゾートホテル気分でアウトドアライフを楽しむことができることから人気も高まり、日本でも、2015年頃から広がり始めました。

グランピングとキャンプとの違い

冒頭にもありましたように、グランピングとは英語で“魅力的な、華やかな”などを意味する「Glamorous(グラマラス)」と「Camping(キャンピング)」を組み合わせた言葉で、直訳すれば“魅力的なキャンプ”という意味になります。グランピング施設ではキャンプ用品や食材・食事などがあらかじめ用意されているため、気軽に豪華なキャンプを楽しむことができます。
一方で、キャンプはテントや寝袋、食材など必要な物を持参して、テントの設営や食事の用意は自分で行うのが一般的です。キャンプ用品のレンタルができ、トイレやシャワーなどの設備も整っているキャンプ場もあるとはいえ、初心者がキャンプに挑戦するというのはハードルが高いものです。
何を用意したらいいのか分からない、火起こしが難しそう、お風呂がないと困る、夜は真っ暗で怖い、テントに虫が入ってきたらどうしよう……、などなど、心配は尽きません。

グランピングならテントの設営は不要で、施設によってはコテージやトレーラーハウスなど宿泊タイプが選べます。シャワーやトイレももちろん完備。
テント内にエアコンが設置され季節を問わず利用できるところや、敷地内に温泉やアスレチック、収穫体験ができる農園などが用意されている施設も。
食事は準備から調理まですべておまかせ、または準備と後片付けはおまかせで調理は自分で、というようにアレンジが可能です。豪華なアウトドア料理のケータリングを行っている施設は特に人気!
キャンプにおいて初心者が不便、難しいと感じるポイントをサポートしてもらえ、豪華かつ快適に過ごせるのがグランピングの良いところなのです。

まずは一度、グランピングを体験されてみてはいかがでしょうか?

グランピングの料金

グランピングの相場料金は、食事付きの宿泊プランで1人1泊15,000~20,000円となっており、場所や施設の設備、季節、宿泊期間、人数などによって異なります。さらに同じ施設でもプランや時期によって料金が変わります。
安い価格帯のグランピングはログハウスやコテージなど、建物に泊まるものが多く、1人12,000以下で宿泊可能です。よくイメージされるグランピングテントではなく既存の宿泊施設をリノベーションした建物のため費用は安い傾向にあります。
簡便なお部屋にはなりますが、自然に囲まれ十分にアウトドアを体験できます。また室内であることを活かし、キッチンやトイレなどテントタイプのグランピングでは実現できない設備を用意されていることもあるため、アウトドア初心者には人気となっています。

グランピングの過ごし方

昨今の需要調査では、キャンプの宿泊先として、第4位にランクインするほどで、女性に至っては、すでに、キャンプテントよりも支持を得ています。これは食事等の準備が必要ないこともさることながら、「気軽で豪華なアウトドアライフを堪能できる」ことが要因かと思われます。

※市場調査メディアホノテ及び観光経済新聞参照

また、アウトドアライフを「誰」と「どこ」で楽しみたいですか? という需要調査もありまして、結果は男女問わず、「家族」で「緑が広がる」場所を求める傾向があり、そのため、当社では、「社長の思い」でもお伝えしましたが、「家族」に満足してもらえるよう、そして、「家族」の絆を深め、関係を良好にし、引いては、「家族の集合体」に当たる、社会を活性化させようと考えて、このグランピングで使用するグランピングテントを開発、販売するに至りました。

※市場調査メディアホノテ及び観光経済新聞参照

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次の項目では、グランピングを堪能できる、日本全国にあるグランピング施設の内、100施設ほどをご紹介させていただきます。